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サルバトーレ・スキラッチ(Salvatore SCHILLACI)

【紹介文等】
彼は「ラッキーな男」とよく言われる。同じくイタリア代表のエースであった「ビアリ」の不調によりワールドカップで試合に出場し、トントン拍子に得点王に輝いた。しかもそのゴールの多くは簡単なゴールであり、スキラッチがいるところにボールがくるような感じであった。

確かに彼は特別なスキルを持っていないかも知れない。シュートだって、ドリブルだって、身体だって。どれをとっても「ビアリ」の方が優れていたと思う。ただ、サッカーにおけるストライカーの一番の仕事はゴールを決めること。それに関し絶妙なポジショニングと運を備えていた彼は、やっぱり一流のストライカーと呼んでも差支えが無いと私は思う。

彼は名門ユベントスやインテルでは活躍が出来なかったし、代表でもワールドカップ以外ほとんど試合にすら出ていない。そんな彼はＪリーグ黎明期にその絶対的な得点感覚を見せ付けるも、怪我に泣き、期待に応えるほどの活躍は出来なかった。

大舞台で結果を残す、しかもその過程が素晴らしく彼に追い風が吹いていた。やっぱり彼は「ラッキーな男」ですね。

１．本当の実力が身についているが、運に見放された人
２．そこそこの実力しかないが、強運の持ち主

の２択を迫られたら、私は間違いなく、２．を選択します。