FB(エフ・ビー) / サッカー選手紹介(欧州)
ポール・ガスコイン(Paul GASCOIGNE)

名前:ポール・ジョン・ガスコイン(Paul John Gascoigne)
ニックネーム:ガッザ
国籍:イングランド
生年月日:1965/5/27
出身地:ゲイツヘッド
ポジション:MF(OH)
身長/体重:178cm/74kg
代表デビュー:1989/6/7
【過去在籍クラブ】
年度
所属クラブ
1976-88
ニューカッスル・ユナイテッド
1988-92
トットナム・ホットスパー
1992-95
ラツィオ(イタリア)
1995-98
レンジャーズ(スコットランド)
1998-00
ミドルスブラ
2000-02
エバートン
2002-03
甘粛天馬(中国)
2003
アル・ジャジーラ(UAE)
2003
ウルバーハンプトン・ワンダラーズ

【紹介文等】
イングランドタブロイド紙を騒がせる代表的な「悪童」である。しかし、ただの「悪童」ではただの嫌われ者で終わってしまうところだが、彼は最高のサッカー選手であり、最高のトラブルメーカーであったことから、意外と愛されるキャラクターであった。

ずんぐりむっくりの体型はサッカー選手らしくはなかったが、豪快でありながらも繊細なプレーをし、更にはイングランドの暑い魂をピッチ上で振り撒いていた。

技巧的なドリブルとパワフルなシュート、そしてファンタジーを起こす精度の高いパスはチームにおいて欠かすことの出来ない存在であり、トットナム時代にはリネカーに絶妙なるパスを提供し続け、90/91シーズンにはFAカップを獲得する。

代表においてはシアラーやシェリンガムといったイングランド屈指のストライカーとのコンビネーションは絶大なる攻撃力を発揮し、1990年ワールドカップではチームを4位に導き、1996年欧州選手権においては対スコットランド戦においてスーパーゴールを上げ、彼のプレーを世界に焼き付けた。

しかし、最高の「悪童」はアルコールにより選手生命を縮めた。酒が絡んだいざこざは数知れず、更にはアルコール依存症により1998年ワールドカップは代表選考から外されてしまう。その後キャリア終盤においてCリーグへの移籍を決めるが、ここでも住み慣れない地での寂しさを紛らわすかのごとくアルコールに走ってしまう。

イングランドの「悪童」は最後まで「悪童」であり続け、最後までガッザらしくキャリアを終えた。そんな彼はやっぱり愛すべき存在である。

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