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オーレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnae SOLSKJAER)

【紹介文等】
名将アレックス・ファーガソンが惚れ込んだノルウェーの逸材。代表においてはエースであるが、マンチェスター・ユナイテッドにおいてはスタメンを確保することが出来ずにいる。それでも彼の評価は「世界最高のスーパーサブ」である。

特に特筆すべき点が、少ない時間でも確実にチャンスをものにすることが出来るその勝負強さ。98/99シーズンチャンピオンズ・リーグ決勝戦対バイエルン・ミュンヘンでは後半終了間際に投入され、0-1と負けている状況においてロスタイムにシェリンガムが決め、ロスタイムの続け様に彼がゴールを決め、歴史に残る奇跡的な勝利を決定付けた。この逆転劇は後に「カンプ・ノウの奇跡」と呼ばれこの奇跡のヒーローがスールシャールであった。

マンチェスターのアイドルベッカム移籍後は右サイドハーフというポジションでのスタメン獲得にも乗り出すが、今度は自身の度重なる怪我とポルトガルの新生クリスティアーノ・ロナウドという存在により再びベンチを余儀なくされる。しかし、溢れんばかりの才能を持った彼であったが、マンチェスター・ユナイテッドにおけるサブというポジションにも満足しているように思える。
実際のところ、先発で出場することに越したことはないが、彼はスーパーサブというポジションを誰よりも理解しており、誰よりも素晴らしい仕事をすることが出来たからだ。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターはそんな彼を愛し、地元マスコミはそんな彼を評価し、ギグスやベッカムといった花形選手と同等の評価を彼に与えていた。

90年代後半のマンチェスター・ユナイテッド黄金期に無くてはならない存在であることは疑いようも無い。